私たちはそれぞれの街で生まれ、またそれぞれの街で育ちました。その風土に合った気性を持ち、そこで生活しています。人それぞれ多少の違いはあれ、人の性格が育った風土に影響されていることは否めない事実です。そして建物もまた、その地域に合ったものを作るようにしなければなりません。
名古屋は本州のほぼ真ん中に位置し、濃尾平野は木曽川、揖斐川、長良川の三川を持ち、海側は伊勢湾に面しています。名古屋の中心部は熱田台地と呼ばれるところにあり、この熱田台地は約5~15万年前にでき、周辺よりも6メートルから10メートルほど高くなっています。また、名古屋城のある場所などは、中でも最もしっかりとした地盤であるといわれています。ともあれこのような場所に住宅を建てる際には、これら地盤のことを知った上で建築計画を練るべきです。
デザイナーズ住宅とは何か
素敵なデザイナーズ住宅を建てたいと思った時、まず最初に言葉の意味を改めて考えてみるべきです。そうでないと単に言葉に憧れて勝手なイメージを作り、のちに想像と違うといって不平を感じることになる危険性もあります。
デザイナーズ住宅といっても、本来は明確な定義があるわけではありません。著名な建築家が作ったというイメージを抱きがちですが、実際はそうではなく、普通の間取りにおしゃれな壁紙や床材を使用して、それをデザイナーズ住宅などと呼んだりしている例もあります。また、都市部などでは狭小な土地に建築家が設計した住宅を指している場合などもあります。最近では、名古屋のような都市部の少し狭い土地などに、建築家がその土地に合ったデザインや工夫を盛り込んで建てる家のことを言う場合も増えてきました。
名古屋でデザイナーズ住宅を建てよう
名古屋は日本を代表する都市のひとつですから、当然、建てられる家もそんな都市にふさわしいものが多くなります。デザイナーズ住宅というと、単にデザイン的に優れているものというイメージが先行しますが、実際はそうではありません。住み心地や使い勝手、安全性などさまざまな面で気配りのされた家でなくてはならないのです。
また、名古屋人の特徴として派手好きということが言われますが、一面堅実でしっかりしている面もあると言われています。そんな人々にとっては人と違ったデザイン性があり、さまざまな工夫が盛り込まれたデザイナーズ住宅は、名古屋人気質にぴったりと合致した家と言えるのではないでしょうか。
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